周辺環境放射能調査

概要

  • 浜岡原子力発電所周辺の皆様の健康と安全を確保し、環境保全を図るため、静岡県と中部電力株式会社では、浜岡原子力発電所が営業運転を開始する前の昭和47年度から、発電所から半径10km圏内を対象とした環境放射能調査を行っています。
  • また、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故を受け、平成25年度からはバックグラウンドの把握、緊急時体制の整備等を目的に、発電所から半径10km~31km圏内を対象とした放射能調査も行っています。

調査内容

空間放射線量の測定

 人体の外側から受ける放射線の影響(外部被ばく)を確認するため、発電所周辺に設置しているモニタリングステーション、モニタリングポストにおいて、空間の放射線量(線量率)を連続で測定しています。

モニタリングステーション・ポスト

  • モニタリングステーション画像

    モニタリングステーション

  • モニタリングポスト画像

    モニタリングポスト

  • NaI検出器:
    低い線量を精度よく測定可能(BGレベル~10µGy/h)
  • 電離箱検出器:
    災害時の高い線量までカバー(BGレベル~100mGy/h)

環境試料中の放射能の測定

 人体の内側から受ける放射線の影響(内部被ばく)を確認するため、農畜産物や海産生物などに含まれる放射性物質の種類と量(放射能)を測定しています。
 飲料水や牛乳、飲食物(玄米、野菜、茶葉、魚、貝、海藻など)のほか、空気、土、海水等を1年を通じて計画的に採取し測定しています。

機器分析(ゲルマニウム半導体検出器)

  • ゲルマニウム半導体検出器画像

    ゲルマニウム半導体検出器